焙煎における3大局面②


❰1ハゼ後❱
焙煎をしているときに、豆温度を1分毎に計測して、
1分間の温度上昇を記録します。

豆温度100℃過ぎでは、17~19℃
180℃前後では、10~11℃
1ハゼ以降では、7~9℃ (10℃1回) を目安に、

『火力』を調節しています。

1ハゼ : 豆内部にガス、水蒸気が発生し、内圧が高まり、豆組織が壊れること。

ところが、1ハゼ後に豆温度が緩やかになる。ここで十分な熱を加えないと、
豆を煎るのではなく、焼くことになり、質の悪いコーヒーができてしまうのです。

❰冷却❱
煎り止め、釜出しした豆は熱を持っている。
焙煎が進むこと、不快な風味が出ることを防ぐために、
焙煎後すぐに豆を冷却しなければならない。

※加えて云えば、
  ダンパーや『風量』の調節による❰排気❱は大切で、
  雑味や燻り臭の原因となるチャフを飛ばしたり、
  釜内部の空気を引いて、熱風流量を調節します。

3大局面に対して
焙煎機に求められることは
蓄熱性の高いシリンダー、火力を強くできること、
排気風量が調節できること、豆を急速冷却できること、と云えます。


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