1900年代当時の焙煎要領

ユーカーズのオールアバウトコーヒー(1935年)から

1900年代。
アメリカは焙煎業が大規模化し、
ヨーロッパは店先に小型焙煎機(3~12㎏)を設置する小売店が多数だった。

電動でガスを熱源とする小型焙煎機、
特にドイツ製のプロバットが名高く、ヨーロッパ各国で広く使われた。

ー その当時の焙煎要領が記されていて、これも現在に通じる。ー

シリンダーが温まったら
生豆をシリンダーに入れ、約30分間ローストする。

一般的な生豆に対してはすぐに高温にするが、
枯れて乾燥した豆は低めの温度で焙煎する。

豆がハゼ始めたら火を弱め豆に均一に火が通るようにする。
煎り上がりに近づいたらほとんど消えるぐらいまで火を弱める。

焙煎する人は何度となく『取り出し用匙』で豆を取り出し、
サンプル用の豆と色合いを比べる。

煎り上がったら、冷却機に豆を落とす。


コメント

人気の投稿