おうちでコーヒーを淹れようと思い立った時

おうちでコーヒーを淹れようと思い立った時、道具を揃える。お金をかけるべきはコーヒーミルです。

手挽きであれば、ポーレックスのコーヒーミル ¥6,930

電動ミルであれば、みるっこ(フジローヤル) ¥44,500 (旭珈琲さん,20.7.18現在)

をおすすめします。

コーヒー豆の賞味期限は焙煎後1ヶ月と云われています。そしてコーヒー粉は、豆よりも5~10倍劣化が早くなると言われています。ということは、粉の場合、焙煎後4日目には賞味期限を迎えている事になります。

(※やむを得ず、粉でお渡しする場合、冷凍庫で保管する事をお願いしています)

性能の良いコーヒーミルは均一の大きさの粉の粒に挽く事が出来ます。そして、同じ大きさの粒それぞれから、同じようなコーヒーが抽出されるのです。それはバランスの良い、風味のわかりやすいコーヒーになると云われます。

粒の大きさが揃わないと、どのようになるか。
小さい粒から過抽出の、大きい粒から抽出不足のコーヒーが抽出され、苦味と不快な酸味のバランスの悪いコーヒーが出来上がると云われます。




コーヒーの粉に湯を透過させる、透過抽出。ドリップ式、ハンドドリップとかポアオーバー(注ぐ 上から の意)と呼ばれるコーヒーの抽出法です。

ドリッパーの上にペーパーフィルターを載せ、その下にコーヒーサーバーあるいは計量カップ、マグカップを置きます。

ハリオV60透過ドリッパー01クリアとV60ペーパーフィルター01を紹介します。


ご存知の通り、世の中には様々なこだわりとご意見がございます。その中のひとつを紹介します。


基本は、○gのコーヒーの粉の上に、○gの湯を注ぎ、
○分○秒で抽出を終える、です。

粉の量、湯の量、抽出時間をはかることで、
今回と次回の参考にします。

さらに云えば、
粉の量、粉の挽き目、湯の量、湯の温度、抽出時間
この5項目を調整してお好みのコーヒーに仕立てて下さい。

粉の量 : 当然、粉が多ければコーヒーは濃くなり、少なければ薄くなる。粉60g : 湯1l の割合から始めれば、例えば粉20g : 湯300g(ml)になる。

粉の挽き目 : 粉の挽き目が細かいほど、表面積は増え、成分がより多く溶け出す。苦味が強い時は、過抽出なので、次回はより粗くする。酸味が強い時は、抽出不足なので、次回はより細かくする。

湯の量 : コーヒーサーバーをデジタルスケールの上に置いて、湯1ml を1gとして量ります。

湯の温度 : コーヒーの粉に注ぐ湯は、熱湯より少し低い温度が好ましく、浅煎りでは95℃位、深煎りでは90℃前後がよいと云われます。


※おすすめの電気ケトル


抽出時間 : 粉と湯の量に関わらず、2分30秒~3分で終える事が望ましい。

例えば、深煎りで中挽きの粉20gに90℃の湯を40g注ぎ、30秒蒸らしをする。残りの2分間で260gの湯を数回に分けて注ぐ。

それを飲んだ時の感想によって、次回、5項目を調整すると良いと思います。




粉の量、湯の量、抽出時間をはかるときに
必要なのがデジタルスケールとタイマーです。

❰プランA❱
ドリップスケールというタイマー付きのデジタルスケールです。ハリオのドリップスケールは4000円位です。

❰プランB❱
デジタルスケールとタイマーを別々に用意する。
すでにどちらかはおうちにあるという方、
デジタルスケールは1000円位、タイマーは500円位で売られています。タイマーはカウントアップ(4→5→6…)機能付の物をご確認の上、お買い求め下さい。100円ショップのもの、ドリテックのものは概ねカウントアップ機能付です。

❰プランC❱
おうちにあるもので抽出する。
タイマーあるいはケイタイのタイマー機能等と、
計量カップ等でいつも(抽出時間と)抽出量を一定にする方法です。

先の5項目の条件を定めることで、今回の抽出を参考に、次回の抽出のときにどうするか、判断できます。

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